昭和のくらし博物館 ちゃぶ台講座③
「戦争と<私>をつなぐ物語を探す」プロジェクト関連企画
「戦後80余年、『軍歌』は消えてしまったのか~《お山の杉の子》の復活劇が証明した『強かさ』~」/ゲスト:シオリさん(都内大学4年)
「戦争と<私>をつなぐ物語を探す」プロジェクトの試行錯誤の中から生まれた「ちゃぶ台講座」。
このテーマは、あまりにも広くて深くて、何を手がかり、足がかりにしていけばいいのか、、、迷うことの多いなかで、ともかくも「やってみた」2回の開催でした。やってみて実感するのは、ただ情報を発信するのではなく、継続して対話の場を開くことの大切さです。
対話の中から、見えなかったつながりが見えてくる。新しいつながりが生まれてくる。対話を通して語られた言葉が<私>の日常のふとした瞬間に蘇る。そんな手応えを感じています。
遠方の人や忙しい人とも対話できるリモートに、構えることなく参加できる「ちゃぶ台」精神を持ち込んで少しづつでも続けていければいいなと思います。
さて、3回目の講座は、前回の対話の中で「ぜひ聞いてみたい!」という声が上がったテーマ、大学4年生のシオリさんの「軍歌の研究」です。若い彼女がなぜそこを知りたいと思ったのか、そんなことにも興味を引かれます。どうぞお気軽にちゃぶ台のまわりにお集まりください。(下中菜穂/昭和のくらし博物館副館長)
昨今、「軍歌」は戦時に歌われた楽曲の総称になりつつある。音楽と戦争には密接な関係があり、戦意高揚や愛国心醸成にしばしば利用される。太平洋戦争下の日本においても、著名な音楽家/文学者たちが協力を要請され、多くの軍歌が生み出された。戦後 80余年、特定の政治的立場を表明する場面を除き、これらの「軍歌」は姿を消したと考えられている。しかし、一部の軍歌はGHQによる検閲を掻い潜り、歌詞改訂や意味の再解釈を経て、現代まで生き延びているのだ。このちゃぶ台講座③では、戦時下の子ども向け歌謡「少国民歌」として制作された《お山の杉の子》の歴史を紐解き、千変万化の時代に「軍歌」がどのような想いで受け継がれ、どのような進化を遂げてきたのかを考察する。(シオリさん)
開催日時:2026年9月16日(水)19:00~21:00(Zoom開室18:50)
開催方法:Zoomによるオンライン開催
【タイムテーブル(予定)】
18:50 Zoom開室
19:00~19:05 主催者ご挨拶 趣旨説明
19:05~20:05 高橋さんのお話
20:05~20:30 コメント 丹羽朋子(国際ファッション専門職大学准教授)/下中菜穂(昭和のくらし博物館副館長)
座談会(質問や感想なんでもどうぞ)みなさん、ご参加ください。
参加費:無料
申込方法:こちらのフォームよりお申込ください https://forms.gle/o8bZRsurYLFanKun6
申込締切:当日
主催:昭和のくらし博物館 https://www.showanokurashi.com
問い合わせ:war.watashi.showa@gmail.com 担当/下中菜穂(「戦争と<私>をつなぐ物語を探す」プロジェクトメンバー、本講座企画 昭和のくらし博物館副館長)
ー「ちゃぶ台講座」についてー
昭和のくらし博物館にはたくさんの丸い「ちゃぶ台」があります。それは展示物ではなく、現役の道具。これがまた何とも便利。丸いので上座も下座もなし。お互いの顔がよく見える。人が増えても肩寄せ合えば定員なし。パタンと畳めて始末よし。まあるく人と人をつなげて、温めて、ホッとする力を発揮しています。私たちの博物館では、こんな「ちゃぶ台」の力を大切にしています。以前から、「お茶の間会」として行ってきた講座に加え、この「ちゃぶ台精神」で行う会議やリモートセッション、シンポジウムなどに、その名を冠して開催していきたいと思います。
